「紅葉の京都!」
出張は、緊張感が高まる一方、終わった後の解放感は、最高。何とも言えない心地良い気分です。仕事が終わって、一杯飲むビールのような味わい。
11月は紅葉シーズンの京都。急に、宿が取れるわけもなく、京都駅から、5駅ほどある滋賀県の瀬田に宿をとりました。
これまで、何度も京都には行っているのですが、冬や夏の季節がほとんどでした。紅葉が一番見頃の時期に京都に行ったのは、今回が初めてです。
秋の京都は、言葉で表現できない程、美しい世界でした。
春の桜が彩る幻想的な世界は、東京でも体感できます。毎年、春を彩る、あの圧巻するような桜の風景です。東京にも、美しい庭園があります。しかし、秋、京都のような、繊細な楓が、鮮やかに色づき、圧巻するような風景はありません。
秋の季節に、「楓がつくりだす幻想的な世界」。それは、京都にしか無い、独自な美意識での世界観のような気がするのです。
朝の紅葉、昼の紅葉、夕方の紅葉、夜の紅葉。様々な表情を持つ、「楓がつくり出す幻想的な世界」。
今回の滞在中、清水寺、南禅寺、永観堂には、朝、夜の時間帯に、2度、足を運びました。我ながら、ベタな京都観光。しかし、すばらしい景色は、何度見てもすばらしい。
私は、京都が好きです。特に、清水寺には、これまで、回数を覚えていないくらい足を運んでいます。周辺の主な観光スポットは、だいたい地理感を掴んでいて地図が無くても、歩いてまわることも出来ます。
京都は、どこも好きなのですが、何度行っても、洛東界隈の雰囲気は最高。どの季節に行っても、飽きることはありません。今回も、特に、ライトアップされた寺院や楓は、その美しさに、心、震わされました。
どのライトアップもすばらしかったのですが、ひときわ、異彩を放っていたのが、下記のライトアップ。
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南禅寺の「天授庵」
「天授庵」は、東福寺や永観堂のような圧巻するような楓の数はありません。しかし、とても品良く、まとめられている印象を持ちます。眼に留まるひとつひとつの風景は、まるで絵画。
「天授庵」は、情報誌などに、ライトアップ情報の記載はなく他のスポットに比べて、空いていました。穴場のライトアップスポットなのかもしれません。
私は、「天授庵」のライトアップを夕食に料理屋のカウンターで、隣に座った京都の方々と京都談義で盛り上がり、その人達から教えて頂いたのです。
幻想的に色づいた京の都。秋、紅葉の京都を散策しながら、繊細で上品な京都の美的感覚やセンス、何より京都に拠点を持つクライアントの美意識を、何か少しだけ掴んだ京都出張。
作成日:2012年12月10日 屋根裏の労務士