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「未来を描く、夢の実現」

先月、世界長者番付が発表されました。アマゾンのCEOジェフ・ベゾスが約11兆9,000億円の保有資産額で世界一の大富豪になったと報じられていました。

マイクロソフト創業者・ビル・ゲイツが約9兆6,000億円。ジェフ・ベゾスがビル・ゲイツを抜き初の首位を獲得。1位と2位の総資産額の差は2001年以降で最大になったそうです。

個人の資産が兆を越えているということ。小庶民の私のような者には、もはや、想像することも出来ません。今年度の日本の一般会計97兆7128億円です。日本の一般会計の予算12%にあたる金額を個人資産で持っているということになります。

ジェフ・ベゾスが世界一の大富豪となったニュースを見たとき、私は、下記のことを改めて理解をしました。

  • ネットビジネスの覇者

ジェフ・ベゾスは、わずか20年程度の期間で世界最大の通販サイトを築き、小売業界を震撼させた男です。私も日常的にネット通販を利用させて頂き、アマゾンのお世話になっている一人です。

今の様なネット通販時代の到来。実は25年以上も前、私が大学生の時に、「コンピュータの展示会」でプレゼンされていたのです。今でも印象的に覚えています。

「コンピュータ社会の近未来」というようなテーマでした。当時ITという言葉も馴染みがない時代。コンピュータの技術で、「近未来をつくる夢の社会」について、展示会に参加した企業がプレゼンをする内容だったと思います。その中に下記のプレゼンがあったのです。

  • 「近未来では、ほとんどの商品がコンピュータで検索できるようになり、
    ほとんどの商品が宅配で自宅まで配送される時代が来る」

どこの会社のプレゼンだったかまでは覚えていません。そんな夢の様な社会をワクワクしながら、「仕事の横目で」プレゼンを見ていました。しかし、上記は夢の様な社会ではありませんでした。現実の社会として、アマゾンが実現させたのです。

何で「仕事の横目で」プレゼンを見ていたのかと言うと、コンピュータの展示会で仕事をしていたからです。当時アルバイトをしていた新聞社の事業部がコンピュータのダウンサイジング化に伴う展示会を企画開催していたのです。

当時は大手の新聞社でもコンピュータが一人一台の時代ではありません。部門ごとに共有パソコンのマックとウインドウズが数台ある程度。シャープの書院や東芝のルポで、書類を作っていた時代です。そんな時代に、夢ある近未来をイメージして、プレゼンしていた企業があったのです。

当時私は新聞社の仕事に興味がありました。長期の休みのときになると新聞社でアルバイトをしていたのです。大手町にある新聞社に問い合わせをして、アルバイトの求人があれば、是非使って頂きたいと直接電話をしたのです。採用担当者から下記のことを言われました。

  • 「ちょうど、アルバイトの求人を出すところでした。
    面接しますので、明日来て下さい」

面接した担当者と相性が良く、トイレの掃除でも何でもするし、短期の期間でも、必ず職場の役に立ってみせると話したら、アルバイトなのでその場で採用が決まり、明日から来いと言われました。私がやっていた仕事は、下記の仕事です。

  • 電話の取次ぎ、コピー取り、ホチキス止め、郵送作業
    お茶くみ、資料の送付、会議の準備などなど。

庶務・雑務の雑多な仕事です。実は、私の事務作業のベースとなる能力は、新聞社で身につけたものです。

新聞社というのはクリエイティブな仕事というイメージがありますが、仕事が細かく分業化されていて、膨大な庶務・雑務があるのです。仕事というのは、華やかなことではなく、ほとんどの仕事は何でも泥臭いものだと思います。

毎日、朝刊夕刊とあれだけの情報量を提供できるのは、様々なノウハウが積み上げられているからなのです。当時私は新聞製作の仕組みやマスコミの文化について、興味があり学んでおきたかったのです。

何かの縁で、「コンピュータの展示会」を企画する事業部への配属となり、日々、雑多な事務をあれこれと、こなしていました。仕事で度々展示会にも行くこともありました。コンピュータの技術で、「近未来をつくるというような夢」について、度々、参加企業のプレゼンを見る機会があったのです。

  • 25年以上前に、展示会で企業がプレゼンした夢の社会。

  • 25年経った今の時代に、現実に実現が出来ていることがあります。

昨年から、創業50年を迎えるクライアントが続いています。先月に1社あり、今月も1社ありました。私は来賓での出席となりましたが、クライアントの夢を共有することが出来て大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。

創立50年の祝賀会で、未来の会社や夢について。社員からの映像プレゼンが流れたり、役員が会場の場でプレゼンをしたりするのです。

50周年の記念式典で社員や役員が描いた未来の会社や夢。
クライアントの方々と話していると、私は現実に起こるような気がしています。
何より、そんな夢ある会社の未来像を、ともに築いていきたいです。

作成日:2018年4月23日 屋根裏の労務士

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