コラム Column

「真剣に自分と対峙すること」

久しぶりのメルマガです。9年間、メルマガを続けてきました。休日の1日は、メルマガを書いて過ごすのが、小生の楽しみでもあります。メルマガを始めた一番の理由は下記です。
  • 「気が付いたことや感じたことを
    クライアントの方々に
    伝えていきたかったから」

最初は、法改正など労務的なトピック内容に関して、掘り下げて解説するように考えていました。しかし、法律などの内容を取り上げても、ご感想などを頂けたことは、実は1回もありませんでした。

それに、法律の運用解釈を巡っての対応は、ドキュメント化に馴染まないことも多いうえに、重要なノウハウでもあり、開示したくない意向もありました。当たりまえですが、どんな業界であっても、重要なノウハウや知恵についてはドキュメント化にはなっていないのです。

これだけ、情報が氾濫している世の中です。しかし、重要なところは、ブラックボックスなのです。いつの時代でも、いつの社会でも、どの組織でも。『見える化』しているのは、都合の良いところだけです。政府や官僚なんて、ほとんどがブラックボックスです。

本当に重要なところを、『見える化』しているお人好しの組織や企業は無いのです。無料(タダ)より高いものは無いということです。

以前、フリーの経済学が話題になりました。なぜ、フリーでのサービスが成立するのかについて、詳細に解説がされていました。様々な考察がされていますが、結局は下記に理由があるのです。

  • 情報が限界コストに近づき、
    フリーになり他人とシャアするのは
    『価値がない情報』だけ

グーグルのような企業が、様々なサービスをフリーで提供しているのは限界コストをゼロにすることで、ネットワーク効果により独り勝ちの状態にして別のサービスで利益をあげるためです。当たりまえですが、グーグルでもノウハウのところは、ブラックボックスにしているのです。

上っ面の法律の事実だけをまとめて取り上げていても、なかなか記事を読み込んで頂けないことも分かりました。不特定多数の人にメールで案内しても、直接、やりとりをして説明をしなければ、大切なことは、伝わらないということも分かりました。

何かに気が付き、成長するということ。全力で対応した後で無ければ、わからないものです。メルマガを始めたときに、メルマガの作成に関する書籍を読み漁りました。その本に下記のような解説がありました。

  • メルマガは、月曜日の配信は避けた方が良い

月曜日は週の始まりの日。たくさんの週刊誌の発売日でもあります。勤務先で社内通達や連絡など。仕事をする上での重要な連絡事項がある日。勤務先から膨大な会議の資料が配布される日。

何より、週末に取引先やお客様から頂いたメールの確認や返信もあります。加えて、週末に郵送されてきた書類の確認などもあります。

不特定多数のメルマガの記事。目を通すのは、優先順位がもっとも後なのが当然なのです。小生も、日々、膨大にメルマガが送付されてきます。しかし、ほとんどのメルマガは目も通していません。読んでいても、さっと目を通す程度であり、読み込むようなことはしていません。

日々、膨大なメルマガや広告メールが、次々と、送付されてきます。確かに、週の初めの月曜日には、広告メールはありますが、メルマガは一通も送付されてきません。

文字により文章にするというのは、他人に自分の考えや気持ちを伝えることだけではなく、下記のことでもあります。

  • 真剣に自分と対峙すること

自分の思考を整理して、自分と真剣に向かい合うこと。日常生活を過ごしていると、実は、ほとんどしていない気がします。文章を書くということは、自分自身と議論をするということでもあります。書くことを通じて、新たに気が付く何かがあるのも事実です。真剣に自分と対峙すること。大切なことですよね。

作成日:2018年10月22日 屋根裏の労務士

お問い合わせ

電話番号 03-3988-1771 受付時間9:00~19:00(土日祝祭日を除く)

お問い合わせ

コラム

  • 採用情報