コラム Column

「繁忙状態を減らすために!」

先週、早朝までの徹夜作業で、打合せの準備をして、2時間ばかりの仮眠をしてから、たっぷり4時間の打合せをした日がありました。

週末、ゆっくり一日、寝ていたのですが、徹夜をしてから、体が重く、疲れがとれていません。40歳を過ぎてから、下記を強く感じています。

  • 体に無理がきかなくなったこと。

20代、30代の頃は、徹夜作業が続いても週末、ぐっすり、睡眠をとれば、体調が回復していました。若い時は、体力で押し切ることが出来ます。仕事が溜まっていても、いざとなれば、腹を決めて、徹夜作業で準備をして対応できる、肉体的なパワーがありました。

お陰様で、体は健康で丈夫なので、これまで入院などしたことはありません。それでも、40歳を過ぎてから、体力的な衰えを感じています。22キロものダイエットをしたり、ジョギングや筋トレを続けているのも体力的な衰えを感じてきたからです。

徹夜作業をすると、反動から、その後、しばらくの間、体に疲れが残ってしまいます。徹夜作業は、納期が厳しい、ギリギリの状況の中での対応。常に追い込まれた中での対応です。体力的な面だけでなく、精神的な面でも、擦り減ってしまうのでしょう。

徹夜作業をすると、体が重くなり、その後の業務効率が、極端に悪くなります。仕事には、必ず納品があるので、月内での繁忙、年間を通じての繁忙期は避けられません。それでも、極端な繁忙をつくらず、出来る限り、業務を平準化していくことの必要性を感じています。そのためには、下記のこと徹底していくことだと、受け止めています。

  • 前倒しで業務に対応できる状態でいること。

作業を出来る限り事前に仕込んでおき、直前での無理な対応を避けることが繁忙状態を起こさないことだと分析しています。出来る限り早い段階で、作業に取り掛かり、将来、起こり得ることを予測しながら、そのための準備を事前にしておくこと。

これにより、問題点を早めに掴むことができ、クライアントに対しても、必要事項を事前に、準備して早めに対応して頂くことが可能になります。時間が無くなり、繁忙状態になってしまうときは、下記のような状態が多いと思います。

  • 起きていることに、反応して事後的に処理している状態。

逆に言えば、起こりうることを予測することが出来ない場合、毎回毎回、納期や時間との闘いによる、急ぎ仕事の力技のような仕事が、増えてしまうのです。未来に対する準備対応ではなく、過去に起きたことへの処理対応をしている状況に陥るのです。

クライアントからの相談内容を受けていても、相談には、大きく次の2つのパターンがあります。

  • 「事前に問題解決を想定したような労務の相談」と
    『問題を温めてしまったことで発生する労務の相談』

もちろん、事故のような労務の問題もあります。どんなに準備をしていても、想定外のことが起こり、その想定外と格闘しながら、解決に向けた対応を考えていくのが現実でしょう。

それでも、労務の問題に対して、解決に向けて前倒しで準備しているような相談の場合、問題が大きくなることは、概してありません。問題を先延ばしにしたり、温めてしまった場合、本来、やらなくても済んだはずの労務の問題。起きてしまった問題解決のための相談が増えてくる傾向にあるのです。

  • 起きたことに対する処理対応ではなく、
    事前に前倒しで、業務を処理できる状態でいること。

仕事の基本のようなことですが、徹夜作業で疲れ果てた自分の反省を踏まえて、週末に、業務のあり方を確認していました。

作成日:2013年11月18日 屋根裏の労務士

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