「初めはそんなもん!」
一時期、5キロのリバウンド。再度、ダイエットに取り組んで、そこから、7キロのダイエットに成功。私の周囲でも、ダイエット成功者が続出。クライアントをはじめとして、20人近くの方が、激痩せしています。10キロ以上のダイエット達成者も少なくありません。
その中には、私のダイエット奮闘をみてダイエットをはじめてくれた方もいます。身近に、達成者が出てくると「自分もやってみよう!」と思ってダイエットを初めたと、話してくれた方もいました。私としては、嬉しい限りです。
社長や役員のトップが、ダイエット意識が高くなるとスタッフの意識も自ずと高くなります。社長が中心になり、社内にダイエット・サークルをつくり組織的な取り組みをしているクライアントも増えてきました。
メタボは、社会的な問題です。中小企業で、社長が倒れたら、会社が倒産する騒ぎ。一定規模のある会社であっても、社長や役員が倒れたら、膨大な損出が発生することでしょう。
社員が一人でも、脳梗塞になったり、糖尿病を患い、足を切断するような事態になったら、大変なのは、本人だけではありません。会社も、今後の雇用に対して、大変、難しい労務の判断を迫られることになります。
私は、生活習慣病を患い、体調を悪くした方への今後の雇用の相談を受ける度に、背筋が寒くなります。何か、ゾッとするような心持になるのです。自分自身の体調管理の大切さを改めて、感じるのです。
そして、何より、クライアントの方々に、社員の健康管理を実践して頂きたいと思ってしまいます。その第一歩は、役員自ら、実際にダイエットに取り組んで下の者に、体を張って、示していくことでしょう。
先週、ダイエットをやりはじめて、最初のハードルに、だいぶ苦戦している方から、下記の相談がありました。
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『ジョギングをはじめたが、すぐに息があがってしまいます。』
『食事も意識して、減らしているのに、一向に体重が減りません。』
『体重が減らない体質だと思ってしまいます。』
実は、私も、ダイエットをはじめた頃、同じようなことを思って落ち込んでいました。特に、5キロのコースをウォーキングから、ジョギングに変えた時です。2キロぐらい走ると、息があがってしまい、歩いてしまうのです。たかだか5キロの距離も完走できない自分。正直、自分が、情けなくて、情けなくて・・・。
走る度に、落ち込んだり、悔しくなったり。ジョギングの途中、足を止めて歩いてしまう自分に、なんど、叫んだことか。
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「チクショー」と。
クライアントでマラソンが趣味の方にジョギングをはじめたと話したら、今度、皇居を一緒に走りに行こうと誘われました。この方は、市民マラソンにも数多く参加している方です。私は、自分の低いレベルの現状を話しました。5キロの完走も出来ずに、歩きながら。何とか週に数回、続けている状況です。
その時の返答が、何とも印象的。今でもハッキリと覚えています。
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「初めは、そんなもんです。」
「そのうち、走らないとムズムズしてきます。」
マラソンが趣味のような方が、何か、自然と発した一言。まるで、当たり前であるかのように。
振り返ると、20年近く、まともに走ったこともありません。5キロという距離のジョギング。世間では、低いレベルだと思います。何もしてこなかった自分には、最初の高いハードル。
結局、5キロ完走できるようになったのは、初めてから3週間後。多分、低いレベルで、ペースも遅かったでしょう。その間、だいぶ、下記の言葉に救われていました。
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「初めは、そんなもん。」
多分、市民マラソンに参加するような方からすれば、低いレベルの目標設定。その低いレベルに、メタボな体で、悪戦苦闘。恰好悪い自分。私のジョギングの目的は、あくまでもダイエット。何か、大きな大会に出て、勝つことが目的ではありません。
楽しんで、続けていくこと。それで目標の一つは達成です。まずは、週に数回程度、楽しんでジョギングする習慣を持つことです。
ダイエットは、今でも、リバウンドを繰り返しています。その都度、続けられない自分に、落ち込んだり、反省したりです。多分、多くの方が、そうやって、続けているのだと思います。
何事においても、特に、最初のハードルは、低いレベル設定なのに、それすら達成できず。自分には、到底、無理だと思ってしまうことが多いものではないでしょうか。
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「初めは、そんなもん。」
今でも、そんな言葉をつぶやきながら低いレベルに、悪戦苦闘。恰好悪い自分で、新しいことに取り組んでいます。
作成日:2013年3月25日 屋根裏の労務士