コラム Column

「北の大地、北海道の旅」・・・前篇

7月の3連休、大型で強い台風が本州に上陸している中、北の大地、北海道に行ってきました。主に、訪れたのは、下記の街です。
  • 函館、富良野、旭川

5月の大型連休の後、約2か月。お陰様で、皆様から各種プロジェクトのご依頼を頂くことが出来ました。誠に、ありがとうございます。いつも皆様には、感謝の気持ちで一杯です。

ご依頼を頂いたプロジェクトは、すべて全力で対応してやり切ります。制度を構築して、その導入まで行い、プロジェクトを成功させ、運用をしていきます。

その一方で、5月の大型連休の後。休みがとれたのは、1日だけ。連日、長時間に及ぶ打合せとそのための準備作業。また、日々の日常業務における労務相談でも、心労が伴う深刻な労務のご相談が続いていました。緊張が伴う対応が続いており、難しい判断と対応が求められたのです。

私は、今の仕事が天職であり、好きなので、仕事づけでも、周囲が心配する程、大変ではありません。今の仕事のやりがいや醍醐味を掴んでいるのです。

それでも、休みを取らないと、「身体」が擦り減ってしまうだけではなく、大切な「心」の部分も擦り減ってしまうものです。健康管理は、肉体的な「身体」の面だけでなく、精神である「心」の面についても行う必要があります。

疲れた「心」を癒すために、どこかで、一度、連休をとって、リフレッシュをしたかったのです。そこで、7月の3連休は、毎日の忙しい日常を離れ、のんびりと旅をすることにしたのです。

しかし、大型の強い台風が近づいており、天候が心配の状況でした。そのため、旅をしたいモチベーションが下がっていました。仕事の繁忙もあり、旅をすること。何か面倒くさい気持ちになっていたのです。今回は、キャンセルすることも考えました。

それでも、旅の途中で台風が来たら、それはそれで、その状況を楽しもうと気持ちを切り替えました。旅をするワクワク感のモードに、モチベーションを上げていくことが出来たのです。そこで、強行で北海道に行ってきました。

結局、台風は日本海で熱帯性低気圧に変わり、北海道を通過することはなく、ほぼ快晴の過ごしやすい天気の下、北の大地を満喫することが出来ました。何だか、私はいつも運が良く、良い展開になり、楽しい状況になっていくのです。

金曜日は少し早く仕事を切り上げて、その日の夕方の遅い便で、羽田から函館に向かいました。羽田から函館まで1時間20分の空の旅。金曜日の夜に函館入りです。私は、「夜の函館」を楽しみたかったです。広い北海道の中で、函館は、以前から一度、足を運んでみたい街でした。

函館は、人口が約28万人程度。観光スポットが狭いエリアに集まっています。1日あれば、主な観光スポットは回ることが出来ます。函館は、幕末の開港以来、港の発展とともに歩んできた街。札幌に比べて、歴史と異国情緒が溢れる街並みです。

地形的にも他の街とは異なる独特の面白さがあります。深い入り江のある、扇を開いたような地形。東西と南は、津軽海峡と函館湾の海に面しています。

函館山とつながる「陸繋島」である函館半島。長い年月をかけて、砂州によって陸続きになったのです。その砂州によって繋がった土地に、人口が密集しているのです。島でもないのに狭い市街地の東西両側に海がある地域は、余り無いと思います。

函館は、夜景を観光資源にもしている街です。地上334メートルの高さから眺める函館山からの100万ドルの夜景です。東西両側に見える深く黒い海。深く黒い「闇の海」から、海沿いの道路の光が、まるで縁取りした様に大きなアーチを描きだしています。

「街の光」は美しい海岸線の「くびれ」を見せてくれます。「陸繋島」の独特の地形を見事に「街の光」が演出をしているのです。

  • 深く黒い、「闇の海」
    人々が生きる、「街の光」

闇と光が奏でる独特のコントラスト。夜の街を浮かび上がらせるように、美しく演出しているのです。

函館の夜景の醍醐味は、函館山から見渡す「くびれ」の美しさだけではありません。函館の観光名所である教会や洋館。夜になると美しくライトアップされます。夜の函館の街は、幻想的な世界へと変わるのです。昼間とは、また違う美しさを演出するのです。

函館の夜の街は、いたるところにあるのです。

  • 人を包み込むような温かみのあるオレンジ色の街灯

オレンジ色の街灯が、何か優しく包んでくれるのです。恐らく、函館は街を上げて美しい夜景づくりに歳月をかけて取り組んできたのでしょう。あれだけの美しい夜景は、「陸繋島」による地形的な利点だけで偶然に出来たものとは思えません。恐らく、街を上げて計画をたて目標を掲げて、政策的に取り組んできた成果でしょう。

100万ドルの美しい夜景の街、函館。
異国情緒あふれる街、函館。

函館の坂から眺める情緒溢れる街並みに触れて、疲れた「心」が癒えていく様な気がしました。

作成日:2015年7月27日 屋根裏の労務士

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