「人を成長させる期間」
- □
「コンサルティングという作品」の完成を迎える時期だから
これまでコンサルティングを積み重ねてきた集大成を迎え、ワクワクした時期になるのが、完成を迎える直前の時期です。「山の頂き」が見えてきて、山頂アタックのクライマックスに向けて、詰めの段階に入る時期でもあります。
小生は、営業畑で徹底的に鍛え上げられた営業マンの一面もあります。知らない人とコミュニケーションをするのは、得意というより、好きだとも言えます。しかし、自分のベースは、技術を突き詰めて、徹底的に考えてつくり込む、「根っからの技術屋さん」です。
皆様も、ご存じの通り、小生はマニアかつオタクな性格です。企業経営は、誰かが営業をして、仕事をとってこないと始まりません。営業が、大変かつ大切なことは、日々、身を以て理解をしています。一方で、技術を突き詰めて、高度なサービスを提供して、納品していくことも、また、大変かつ大切なことです。
営業と技術は車の両輪です。営業していくことも、技術を突き詰めていくことも、大切なことというよりも、必要なことです。現在の小生の意識は、営業していくよりも、技術を突き詰めていくことの方に意識があります。
小生はマニアでオタクな「技術屋さん」がベースなので、その性分は仕方がないところでもあります。そもそも弊社のクライアントは、「労務」の捉え方を、下記のように考えている企業です。
- □
『手続き』ではなく、「人材戦略」
日常的な日々の「労務」の対応に関しても、『労務管理』ではなく、「労務戦術」と捉えて対応しているクライアントがほとんどなのです。マニアでオタクな小生を、更に、鍛えて頂けるのは、「労務」に関して意識の高い皆様の存在でもあります。
小生は、仕事の大小に関わらず、どんな仕事を受注できたときも、どちらかと言えば、『嬉しさ』よりも「緊張」した心持になります。
- □
プロが、仕事を請けるというのは、『勉強』ではありません
小生は、仕事という鉄火場に、『勉強』という考え方を持ち込んでくるのは、好きではありません。『勉強』とは、失敗することができる『甘え』が前提にあるような気がするからです。仕事という鉄火場に、『勉強』を口にする人は、どこか真剣さがないような気がしているのです。
私は、知らないことであっても、初めてのことであっても、モニターとして受けることはあっても、『勉強』としてでは、仕事を請けません。仕事に『勉強』という意識を持ち込むこともしません。取引業社に対して、『勉強』でやってくれなども、言ったことがありません。
プロとは、『勉強』することではなく、やり遂げることこと。つまり、あらゆる「覚悟」を持つことが前提なのです。だから、小生がどんなに得意分野の仕事を受注できたときも、『嬉しさ』よりも、「緊張」した心持になるのです。そのため、小生が、何より、一番嬉しい心持になるのは、下記の瞬間なのです。
- □
コンサルティングが完成をして、説明会を乗り切り、
無事に制度が導入される見通しを感じた時
3月の今の時期は、4月の制度導入に向けて、連日、深夜までの濃い時間での格闘が続きます。そんな濃い時間の連続の中で、3月20日に、「春分の日」の祝日があること。大変助かります。
繁忙状態の中で、溜まってしまった仕事をまとめて処理することができるからです。仕事というのは、一つ一つは、簡単なことであっても、その業務量が増えてきたり、期限が迫ってきて、身動きが出来なくなってしまえば、大変な仕事の次元を超えて、難しい仕事になってしまうものです。
仕事が出来ない人というのは、簡単な仕事を、簡単に処理できずに、難しくしてしまう人のことです。簡単なことであっても、拗れてしまえば、担当者ではなく、上席者が出ていき、対応するしかなくなるものです。
マネージメント能力とは、簡単なことを簡単な状態で、誰にでも対応させて、処理させることができる管理能力という一面もあります。
3月から4月の上旬までの人事・総務部門の大繁忙期。春分の日は、繁忙状態の濃い時間に、一呼吸できる日でもあります。これから、更に、人事・総務部門の大繁忙期の佳境を迎えます。3連休も終わりを迎えて、更に、ギアが入ってきました。
- □
この苦しい登り坂のような大繁忙の佳境の時期が
人を成長させる期間でもあります。
毎年、この時期を過ぎると一皮むけるような気がしています。
作成日:2017年3月20日 屋根裏の労務士