「ロンドンの休日」
日本からロンドンまでは直行便で、約12時間前後です。出発前日の深夜遅い時間帯に自宅に戻り、そこからロンドンに行く準備をはじめて、朝方まで荷造りをしていました。一睡も出来ない状態で、成田空港に向かいました。空路では機内に入ると倒れるように座り込み、シート座席をフルフラットにして、そのまま眠り込みました。
日本でのすべての緊張感から、しばしの解放。飛行機の中であれば、ネットも携帯電話も繋がりません。食事もとらずに、ただ眠り込みました。何も考えずに、ひたすら眠り込みました。年末年始のしばしの期間。日常を考えない状態になることが出来ました。
現代人は、完全オフモードになるのは難しいものです。それでも、日常を離れた状況に身を置くこと。長き険しい人生を、生き抜いていく中で、必要なことです。今回、日常を忘れる場所にロンドンを選びました。
ロンドンの人口は約820万人。欧州の市域人口では最大の都市規模です。イギリス国内の全人口の12.7%を占めています。それでも、東京に比べるとロンドンの中心部は小さく、観光スポットがコンパクトにまとまっている印象です。
イギリスは植民地をたくさんもっていたので移民が多く、インド系、パキスタン系、南アジア系、中国系、オーストラリア系と様々なコミュニティーが作られています。ロンドン市街の中心地には中華街もあります。今回、私がロンドンを訪れるにあたり、一番楽しみにしていたのは、下記です。
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アングロサクソンの街並みと雰囲気を理解すること
ロンドンは歴史を感じさせる建物とモダンなデザインの近代・現代建築とがバランス良く共存出来ている街です。ラテン系のような遊び心やワクワク感はありませんが、威厳に満ちあふれた貫禄のある街並みと雰囲気なのです。ロンドンの雰囲気は、一言でいえば、下記です。
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威風堂々
イギリスの作曲家・エドワード・エルガーが作曲した「威風堂々」のメロディーが聞えてきそうな雰囲気なのです。
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誇り高きイギリス人
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世界の手本となったイギリスの伝統
ロンドンの街並みと人々が醸し出す雰囲気から、何か、ヒシヒシと伝わってくるのです。
ロンドンは地下鉄やバスなどの交通網が発達しており、慣れてくれば、どこに行くのにも非常に便利です。東京の地下鉄はイギリスを手本にして造られているそうです。そのためでしょうか、ロンドンの路線図は、どことなく、馴染みやすく、すぐに理解することが出来ました。
大英博物館やナショナルギャラリーなど。大きな博物館や美術館のほとんどが無料で入場できるのもロンドンの特徴です。何か一つ一つに独特な貫禄が伝わってくるのです。
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威風堂々としたロンドン
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古き伝統と新しい進化を感じるロンドン
今回、ロンドンの初日だけで、約3万歩、約20キロ近くも歩き込みました。地図を片手にロンドンのあちこちを散策。威風堂々としたロンドンの力。何か少しだけ取り込めたような気がします。
作成日:2018年1月8日 屋根裏の労務士