「クイーンヴィクトリアの休日」
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日常を忘れ自分の気持ちをリセットさせ、
仕事へのモチベーションを回復させること
私は、仕事と休みのON・OFFがあまり得意ではありません。休みのときでも、仕事のことを考えてしまって、頭が動いてしまうのです。
私は、枕を高くして眠れていること。年間を通じて滅多にありません。どこかのクライアントで、何かイレギラーな問題が起きており、寝ているときでも、仕事のことを考えてしまい、電流が流れている様な状態だからです。
何かと忙しく、不安や悩みが多い現代人。特に経営者であれば、程度の差こそあれ、私と同じような精神状態だと思います。
今回、日常を離れる場所にイギリスを選びました。イギリスにはかねてから興味があり、一度、訪れてみたいと思っていました。産業革命が起こり、世界の手本となったイギリス。下記のことを理解しておきたかったのです。
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アングロサクソンの文化や慣習
以前から訪れてみたいと思っていたイギリス。これまで、イギリスを訪れていなかった理由は下記です。
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イギリスは食事が美味しくないと聞いていたから
イギリス一カ国だけの周遊の旅では、食事の関係から少し抵抗があったのです。今回、旅の検索をしていたら、下記のツアーをみつけました。
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ロンドンに2連泊してイギリスから
ベルギー、オランダ、フランスを訪れる船の旅
自由時間も多く、拘束感がないツアーだったので、今回、初めてクルーズ船の旅に参加してみたのです。英語も話せず、海外に慣れていない小生。言葉が通じず勝手が分からない異国の地で、大きな荷物を抱えながらの状態です。
恥ずかしながら、海外に行くと日常を忘れるというより、現地での対応で精一杯の精神状態なのです。特に都市間の移動とホテルのチェックインに注意を要する心持になっています。
船の旅というのは、移動とチェックインの心配がありません。大きなホテルがそのまま移動する様な状態です。連泊しながら、目が覚めると次の目的地に着いているという状態なのです。
また、船の中には、楽しいイベントが盛りだくさん開催されており、船の旅を退屈させないサービスが用意されています。今回、乗船した船は下記です。
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「クイーンヴィクトリア」
「クイーンヴィクトリア」は、キュナードラインのラグジュアリー船です。「クイーン・エリザベス」、「クイーンメリー2」などを有する船会社です。
1840年、大西洋横断の定期船運行を開始したキュナードライン。英国王室公認の郵便事業を担う船としても活躍。保有する客船に英国女王の名を冠することを許された世界で唯一の船会社です。
「クイーンヴィクトリア」で、船の旅などと言えば、優雅に思われるかもしれません。しかし、精神性は、下記の様な貧乏性です。
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「楽しんでくるというより、勉強のために視察」
キュナードのサービスレベルを体感して、「今後のビジネスのヒント」にしたいと考えてクルーズに参加したのです。日常を離れるために、海外旅行をしてきたとは言っても、純粋に海外旅行を楽しんでくるような精神性は正直ありません。今後のビジネスのヒントやサービスレベルの向上に向けて学びの場として参加したのです。
キュナードの乗客は、ほとんどが70歳前後のご高齢の方々でした。キュナードラインのラグジュアリー船を私が純粋に人生を楽しむ旅となるには、まだまだ時間と修羅場を潜り抜ける必要があるとも感じていました。
私は、旅をする目的に、下記があります。
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日常の世界から離れること
旅という非日常の世界に入ることにより、気持ちを一度リセットさせ、リフレッシュさせるのが目的です。更に言えば、旅をする真の目的は下記の精神状態になるためなのです。
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「日常の世界に、また、戻りたくなる精神状態」
「日常の世界に、また、戻りたくなる精神状態」とは、仕事がやりたくなる精神状態です。私は、旅に出かけても、いつまでも、このままのんびりと、楽しく旅をしていたいと思ったことがありません。旅の後半になってくると、旅が終わりになってしまう名残惜しい感情がある一方。心の奥底から、下記の感情がふつふつと湧きあがってくるのです。
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「仕事がやりたくなるモチベーション」
旅に出かけ、日常から離れ、仕事から離れることによって、下記に気が付くことができるのです。
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自分が居るべき場所はどこなのか。
自分がやりたいことは何なのか。
何より自分の幸せがどこにあるのか。
忙しい日常の中に自分の幸せがあること。いつも、再確認することができるのです。どうやら、私は、根っからの仕事人間の様です。毎日が休日で、永遠に旅をしていたいとは思わないのです。旅疲れ、遊び疲れ、休み疲れのような精神状態になり、夢のような非日常の世界から、泥臭い日常の世界に戻りたくなるのです。
今回も楽しい旅に出かけて、旅を楽しみ、旅から戻り、仕事がやりたいモチベーションに精神状態を回復させることが出来ました。いつまでも、タキシードを着て蝶ネクタイをしめて、ダンスをしたりショーを楽しんでいたいとは思わないのです。
長期の休みを取る大切さにも改めて理解を深めています。また、いつか、長期の休みを取得して、どこか異国の地に出かけてみたいです。旅は、「モチベーションの回復剤」の様な気がしています。
作成日:2018年1月15日 屋根裏の労務士