「鳥取から島根、山口を巡る旅・・・前編」
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鳥取、島根、山口県
クライアントの役員や担当者に、鳥取、島根、山口出身の方がいることもあり、以前から一度訪れてみたいと思っていたのです。日本地図を見ていると、鳥取から島根、山口の日本海側に渡る約350キロの範囲に及ぶ山陰地方には大きな都市がありません。
以前から、どんな風土で、どんな雰囲気になっているのか、確かめておきたいと思っていたのです。
今年は年度末の3月が過ぎて4月になっても、繁忙状態が続いていました。そのため、旅をしたいモチベーションが下がっていました。仕事の繁忙もあり、旅の準備をして出かけることに、何か面倒くさい気持ちになっていたのです。
旅の前日になっても仕事のことで頭が一杯。旅に行くワクワクした気持ちが起きてきませんでした。旅の前日も深夜まで仕事をしていたこともあり、寝不足気味。当日になっても疲労感がありワクワク感が出てきません。
それでも羽田空港に着いたら、仕事のことは一切忘れてワクワクモードに気持ちを切り替えることに決めました。折角の旅だというのに、疲れた顔してつまらなそうなオーラでいたら、親しき仲でも失礼になりますよね。
浜松町から羽田空港までモノレールで移動。車内はそれほど混雑しておらず、数名立っている人がいる程度。私は向かい合いの席に座ることが出来ました。
手前の向かい合いの席には2人席に3人の女性が座り、私の隣にそのグループの1人が座っていました。どうやら、友達4人でどこかに行く様子でした。4人はワクワク感溢れる雰囲気で何か笑顔で嬉しそうに座っていました。
一方、私は、前日も夜遅くまで仕事をしていたこともあり、ワクワク感は全くなく、倦怠感がありました。羽田までのモノレールは、オフモードでオーラを消しておとなしく座っているつもりでいました。
向かいに座った20代半ばぐらいの女性のグループはモチベーションが高く、旅が始まるワクワク感に満ち溢れている雰囲気でした。ワクワク感が私にも伝わってくる楽しそうな雰囲気なのです。ワクワク感が高じてグループの一人が、下記の鼻歌を歌いだしました。
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ハクション大魔王の歌
「くしゃみひとつで 呼ばれたからは ♪」
「それが私のご主人さまよ ♪」
ハクション大魔王の鼻歌のメロディーで、何か周囲のテンションが高くなってきました。4人が一斉に下記のメロディーを叫びました。
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「ハ ハ ハクション大魔王 ♪」
4人の楽しそうな鼻歌を聴いていたら、何だか私の方も倦怠感からワクワク感が沸いてきてテンションが高くなってきました。4人のハクション大魔王の歌は続きます。
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「つぼの中から ハ 飛んでくる ♪」
4人はリズムに合わせて体を横に揺らし始めました。4人の楽しそうな雰囲気に私の気持ちのギアもワクワクモードに入ってきました。
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「ハ ハ ハクション大魔王 ♪」
私も一緒になり、リズムに合わせて、「ハクション大魔王 ♪」と思わず、一緒に歌ってしまったのです。周囲は大爆笑に包まれました。ハクション大魔王の歌で意気投合。
「どこに行くのですか？」と私が聞いたら、
「沖縄でーす。」と4人が一斉に満面の笑顔で答えました。
半年前から旅に行く約束をしており、旅行の日程が決まってから、毎日、楽しみにしていたそうです。昨日は、ワクワクし過ぎて眠れなかったと話していました。
楽しそうな雰囲気に包まれながら、沖縄の話題で盛り上がりました。騒がしくしてしまったので、隣の向い合い席のグループの方に謝ったら、隣の向い合い席の方々も笑いながら話に加わってきました。
さっきの「ハクション大魔王の歌」。面白かったということになり、再度、「ハクション大魔王の歌」で盛り上がりました。旅のオープニングを炭酸のようにシュワッと弾けることが出来ました。ウエルカム・シャンペンが出てきて、花火があがった様なお祭り騒ぎとなりました。
浜松町から羽田空港までのモノレール。旅が始まる前の幸せを運ぶ電車です。旅が始まる車内は、ワクワク感ある雰囲気なのでしょう。羽田空港に着いたら、下記の言葉でお別れをしました。
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「良い旅を！」
鳥取空港に着いたら、天気は曇天の雨模様。雨の鳥取砂丘となりました。曇天の空模様でも、「ハクション大魔王の歌」で、楽しいモチベーションに気持ちが包まれていたので、終始楽しく、ワクワク感あるモチベーションで旅を過ごすことが出来ました。
歌って良いですよね。その場を一体感にさせるし、ワクワクした楽しい気持ちになるからです。やはり、人生には下記があることが改めて、分かりました。
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「楽しくなるスイッチ」
曇天の雨模様になったのは初日だけで翌日からは快晴の天気になりました。次回のコラムは、鳥取から島根、山口を巡る旅の後編。旅で学んできたことをお伝えします。
作成日：2018年5月21日 屋根裏の労務士
