「49日がある理由」
日本は、新規感染者が少なくなっている今だからこそ、できる対策があると思っています。第6波が来ても、もう、オリンピックのことは考えなくてもよい状況になりました。緊急事態宣言が解除されてから色々なことがありました。
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大切な人を失いました。
悲しい現実を突きつけられても。すぐにはその現実を受け入れること。人は簡単には出来ないと思います。一方で、関係が深ければ、深いほど、悲しい現実に向かい合って対応していくことが膨大に出てきます。
色々な手続きが発生するために、悲しみに暮れている状態にはなれません。現実が次から次に迫ってくるために悲しみに暮れて、落ち込んでいるわけにはいきません。
生きるということ。色々と難しいし、色々と大変です。
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「49日がある理由」
身に沁みて感じています。49日が過ぎた頃に、悲しい現実を受け容れて、悲しむことができる状態になるのだとも気が付きます。
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誰かと気持ちを共有したい。
そんな気持ちになったりもしています。
私は企業労務の専門のため、個人の年金請求などは積極的には対応していません。それでも、個人年金の請求に関して、ご依頼を頂くことがあります。これまで、オールラウンドに年金請求の実務をこなしてきました。その中で、下記の請求をご対応させて頂くことが度々、あります。
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遺族年金の申請対応
5000万件の消えた年金問題が発覚して、現行の日本年金機構に看板を変えてからは、行政は個人の年金相談に関しても、丁寧な案内をしてくれています。小生の方に、ご依頼しなくても年金事務所に相談に行けば基本的なことは対応してくれる旨を伝えています。
特殊なケースでないのであれば、遺族年金の申請は、手間ですが、基本的にはそれほど難しくありません。小生の方にご依頼をすれば申請料金もかかるので、個人で申請対応をするようにご案内をしています。
それでも、相続対応などの手続きが膨大にあり年金請求まで対応していく時間がないという理由でご依頼を頂くこともあります。どちらにしても、税理士や司法書士の先生の関係で社労士さんに申請して頂くことになるので、出来れば、小生の方に対応して頂きたいとのことです。
遺族年金の申請をしていくにあたり下記のことに気が付きました。
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『事務手続きの申請をして頂きたい』というだけではなく
「私に知っておいて欲しい」という気持ちがあること
ウイズコロナの対応となり、ディスタンスばかりの日常。そんな時代だから、人は望んでいるのだと思います。
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「自分の気持ちの理解を!」
一方で、人は潜在的に孤独です。完全には理解されたりはしません。自分のことは自分だけしかわかりません。それどころか、自分ですら自分の気持ちに分からなくなる。
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触れると壊れたり、
そもそも触れてはいけなかったり。
複雑で手に負えないし、手に触れることも出来ません。そもそも触れてはいけないというのが、人の気持ちというものです。簡単に、人の気持ちを、わかったりはしないと思います。
時間の経過で、癒されたりすることも時として必要な対応です。しかし、現実が迫ってきて、生きていく必要があるのでメンタルを立て直して、前に進んでいくしかありません。
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悲しいときは悲しんで。
気持ちを整えて、前進。
オミクロン株は弱毒化しているという説もあるので早くマスクを外したいです。久しぶりに、どこか遠くに旅に行きたいです。
作成日:2021年12月23日 屋根裏の労務士