コラム Column

「青森の旅」・・・前編

ゴールデンウィークに、青森県に行ってきました。久しぶりの旅です。
  • ゴールデンウィークの青森の旅

今回は、事前に早い段階で旅の予約をしていたわけではありません。GDWに入り宿の手配をしたのです。実は、2年連続で「GDWの青森の旅」は、早い時期に旅の予約をしておりましたが、キャンセルとなっていました。ご存じの通り、2年連続でGDW中に緊急事態宣言が発令されたからです。

GDW中の弘前市泊の宿泊代。GDWの弘前のホテル代は通常時期の2.5倍程度に跳ね上がります。コロナで緊急事態宣言が出されても、違約のキャンセル料が100%発生して宿代が1円も返ってこないのです。

GDWの弘前市のホテル側は強気です。それは、もちろん、下記が理由です。

  • 弘前城の桜がシーズンになるため

私は、庭園鑑賞が趣味です。庭園を愛でるのです。かねてより、弘前城の桜を愛でたいと思っていました。2年連続でGDW中は、外出が出来ないことに加えて、跳ね上がった宿代だけが発生。

2年連続でガッカリでした。もっとも、2年前のGDWのとき。初めての緊急事態宣言で、ガッカリしている気持ちになっている心持ではありませんでした。

ホテルの宿泊代が返ってこないどころの騒ぎではありませんでした。迫りくるコロナとの格闘の日々。次から次への突きつけられる厳しい現実。不安になっている暇もなく、走りながらの対応。誰もがそんな日々の連続だったと思います。そして、今でも走りながらの連続の日々です。

色々なことがありましたが、振り返っている余裕もありません。コロナ渦となり色々なことがあり、気持ちの切り替えをするために、どこかに行きたいとは考えていましたが、正直、「旅に出かけたい気持ちまで」を忘れてしまっていたような気がします。

「旅に出かけたい気持ち」がなくなり、今年のGDWは、旅の予約もしていませんでした。4月に急な出張があり、仙台に行くことになりました。

行きの出張は緊張状態です。前日は試験前のような状態。新幹線や飛行機の中でも、何度もシミレーションをします。私でも、入念に準備をして頭をつくって臨まないと、当日、話すことは出来ないのです。

  • 話すというのは、水物です。
    相手がいるというのはいつも水物です。

どんな業界であっても、準備をして臨まない人というのは素人の分からない人です。プロは準備をしていきます。出来る人が準備をしないのではありません。出来ない人が準備をしないのです。

私も、草野球や草サッカーをするのに準備はしていきません。ただ応援で見にいくだけでも、私は応援のアマなので、全く準備をしていきません。

緊張が高まれば高まるほど。出張の帰りは、開放感に包まれます。

  • 遠方に出張をして、まずい展開になった帰りの新幹線。

あの帰りの新幹線の時間。数ある『地獄の時間』の一つです。あの『地獄の時間』にならないように、入念に準備をして臨むのです。

久しぶりに遠方に出張したら思い出しました。

  • 「開放感の気持ちを!」

とりあえず出張が無事に終わって、「開放感の気持ち」に包まれたら、旅の「ワクワク感のモチベーション」を思い出してきたのです。

当たり前ですが、旅というのは出張とは全く違います。特に、「行きの新幹線の心持」です。コロナ渦になる前に、働き方改革などで観光庁が下記の造語を出しました。

  • 「ワーケ―ション」
    「ブレジャー」

「どちらも出張先で余暇を楽しむこと」と定義されているようですが、正直、私の出張内容で楽しむという余裕はありません。出張をするにあたり、観光のことまで考えている余裕はないです。

2年連続でゴールデンウィークは緊急事態宣言で、「青森の旅」はキャンセルでした。それでも、ガッカリ感でいつまでもションボリしているのは日常が面白くありません。キャンセルを下記のように前向きに捉えていました。

  • 弘前城のGDWの桜祭りは
    早咲きのため、葉桜だったので
    今回はキャンセルで良かったと

温暖化の影響で、桜の開花は早くなり、GDWの時期には葉桜になってしまうようです。今回の青森の旅は、葉桜になっていること。事前に分かった上で、予約をして旅をしてきました。コロナ渦でもあるし、葉桜であれば空いているので、それはそれで密にならずに済むと考えたのです。

弘前市は、弘前城の桜が絶景で有名ですが、桜がない弘前城もそれはそれで絶景でした。通常、城の近くには庭園があります。弘前城の近くにも、下記の庭園がありました。

  • 藤田記念庭園

私以外、誰もいない状況で、貸し切りのような状態で庭園鑑賞が出来ました。弘前城は桜で有名ですが、弘前城本丸から見える津軽富士と呼ばれる下記の山の姿も絶景です。

  • 岩木山

岩木山は青森で一番高い山ですが標高は1,625 メートル程度の山ですから、全国的にそれほど有名ではありません。富士山とは別の美しさがある山です。藤田記念庭園はその美しい山を見事に借景にして、造られていました。

今回の旅では、弘前城の桜は葉桜となっていましたが、貸し切り状態で庭園美に触れることが出来て、それはそれでラッキーだったと思います。

弘前はレトロな洋風建築も数多くあり街歩きの散策も楽しいです。弘前城の桜は、次回のお楽しみで残してあるのだと思っております。また、弘前には訪れてみたいです。

コロナウィルスがどのように変異するかはわかりません。「行けるときに行っておく」というのもウイズコロナとの日常で判断としてありだと思っています。今回は一人旅でしたので、感染対策は盤石です。

作成日:2022年5月16日 屋根裏の労務士

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