コラム Column

「脱マスクに向けて」

政府は5月23日、新型コロナウイルス対策の基本的対処方針を改定しました。その中のメインは下記です。
  • マスク着用に関する政府見解

厚生労働省の方でも屋外・屋内でのマスク着用について下記のリーフを出しました。

  • 屋外では、人との距離(2m以上を目安)が確保できる場合や、
    距離が確保できなくても、会話をほとんど行わない場合は、
    マスクを着用する必要はありません。

  • 屋内では、人との距離(2m以上を目安)が確保できて、かつ
    会話をほとんど行わない場合は、マスクを着用する必要はありません。

屋外では距離が確保できなくても、会話をほとんど行わない場合は、マスクを着用する必要はないと示させております。

私は、政府の基本的対処方針が示された翌日から屋外で、一人でいる場合、マスクを着けていません。しかし、東京の街では、マスクを着けていない人はあまり見かけません。

基本的対処方針を改定した翌日に、早速、散歩もかねてノーマスクで、片道800メートルぐらいの距離がある接骨院に行きました。その道中で、周囲の人から、厳しい反感の視線にさらされました。一方で、マスクを着けていない私を見てマスクをとった人が2人いました。

接骨院の院内に入れば、当然、マスクは着けております。現時点での屋内での下記の基準です。

  • 屋内では、人との距離(2m以上を目安)が確保できて、
    かつ
    会話をほとんど行わない場合

上記の屋内基準は、現実的にはほとんどのケースで無理だと思います。

現行では屋内ではマスク着用義務に近い基準です。都内の屋内で2メートル以上のディスタンスは難しいです。当然、私も屋内ではマスクを着けています。屋外では会話をせずに一人でいれば、基本的にはマスクを着用する必要は無くなりました。

しかし、ほとんどの人が屋外で一人でもマスクを着けているため、マスクを着けないでいるのは難しい状況です。それでも、私は、マスクが嫌いなので5月24日から屋外で一人のときは、マスクを着けていません。

しかし、ノーマスクだと明らかに周囲から嫌がられ、反感の雰囲気を感じております。また、反感の雰囲気だけではなく実際に、軽く指摘を受けたり、さらに、軽い言い争いのトラブルにまで巻き込まれております。

私は、周囲と自分が同じでなくても、気にしておりません。

  • 法の順守の下に
    我が道を行くというタイプです。

他人の目というのは、あまり気にしておりません。しかし、公共の往来の場で、こんなに嫌がられるのであれば、マスクを着けた方が良いとも考えたりもしています。

他人の目というのは、あまり気にしてはいませんが、さすがに周囲からこんなに嫌がられて嫌われて、大丈夫ではありません。(私も人間です。)特に女性から嫌がられて嫌われて、大丈夫なわけありません。(私も男です。女性には甘いし、女性には弱いです。)

屋外でも『マスクを着けろ』と、私に言い掛りをつけてくる人に言った一言があります。

  • 「貴方は、3回目のワクチン接種をしたのですか?」

加えて、下記の一言です。

  • 「貴方は、テレワークをしていないのですか?」

日中に、池袋駅の周辺をスーツ姿でブラブラしているおじさんです。「テレワークができる仕事であれば、テレワークをしなさい」の一言です。スーツ着て、不必要に会社に来て、まじめな顔して働いているふりをするなという一言です。『働かないオジサン』は社会問題にもなっています。

労務相談でも、『働かないオジサン』は大きなテーマです。私が、平日に緩い服装で、オーラを消しているので、舐められているのだとも思っております。(舐められていても構いませんが・・・)

私は、コロナ渦になって、徹底してテレワークです。加えて徹底して電子申請です。徹底して三密回避です。パンデミックが起きたときは出来る人からの三密回避。人との接触回避でテレワークです。

ソーシャルワーカーやテレワークが出来ない人に、まずは、出来る人から、社会の空間をつくるための協力体制の行動です。テレワークが可能な職種であっても、トラブルが起きれば、対面しないわけにはいきません。

そもそも、人間なのですから、対面での打ち合わせは大切です。対面せずにお互いに顔を見ないで人材育成が出来たり、成長が出来るはずがありません。

仕事というのは、お互いに顔を突き合わせて、学び、成長するものです。全く対面しないというのはあり得ないです。

海外のクライアントと対応しているわけでもないのに100%テレワークというのはあり得ないです。というより、グローバルなビジネスを展開している外資系企業のクライアントでも、時として、日本に来たり海外に赴いて、顔を突き合わせてビジネスをしています。

オミクロン株に変異して重症化は極端に低くなっております。新規感染者のデータに比べて新規の重症化のデータはあまり周知されていませんが、下記のデータが出ております。

  • 重症化した人の割合は
    50歳代以下で0.03%、60歳代以上で2.49%

  • 死亡した人の割合は
    50歳代以下で0.01%、60歳代以上で1.99%

ワクチンを3回接種された方の重症化・死亡リスクは2回接種以下の方と比べて大きく低下しています。今後のコロナの変異は誰にもわかりませんが、現行のオミクロン株では危険度は高くありません。加えて、ステージ2の状況で医療崩壊の危険もありません。

小生は、パンデミック当初の対面対応では、「フェイスシールド+マスク」のWガードでの対応。交通機関でも、Wガードをしている人は周囲にいませんでしたが、周囲の目は気にせず徹底した感染対策です。

私自身がガードするだけではなく、移動の公共交通機関の中で、私の近くで「会話をするな」という無言の態度です。

オミクロン株となり、危険度が高くないのであれば基本的対処方針の変更後は、屋外の一人ではマスクを着けていません。コロナの変異の危険度に応じて臨機応変に対応しています。

これから、海外からの旅行者も増えてきます。海外の人は概してマスクは着けません。コロナが現行の状態でそれほど危険でないのであれば、日本のマスクも外圧によって着けなくても良い雰囲気になって頂きたいです。

重症化数が減ってきている背景には、コロナの弱毒化だけではなく、マスク効果もあるのだとは思います。社会的に予防の協力ということを踏まえた場合、屋外で一人でもマスクを着けるということも考えてもおります。

厚生労働省のリーフはわかりやすくGoodです。最近の厚生労働省のリーフはGoodな資料が多いです。

作成日:2022年6月6日 屋根裏の労務士

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